funmogのブログ

ウニモグとDIY@山小屋暮らし

露天風呂 DIY#6 薪ボイラー

ボイラー燃焼室のロストルは10Φの鉄筋を溶接して作った。

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溶接箇所が多くて半日かかって大変だったが溶接の腕がすこしは上達したような気がする。

このロストルを燃焼室に設置して一緒に二次燃焼用の送風パイプを燃焼室の奥に設置した。

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この2次燃焼用のパイプは単管パイプで燃焼室壁面に沿わせて設置してある。

送風機で空気を送り燃焼室を通して高温にさせて上部に吹きかけ二次燃焼を促進させる仕組みだ。

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ドラム管に水を注入して火入れをして燃焼状態を確認してみることに。

前面は下部に空気取り入れ用と薪の入れ口の2つの扉は3mmの鉄板を使った。

3mmだとちょっと薄くてぺらぺらしているので少し補強が必要かな。

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扉には耐熱ガラスをはめ込んで燃焼状態が確認できるようにしてある。

耐熱ブロックは水分を含んでいる状態で急に熱すると蒸気圧で割れる恐れがあると聞いたので弱火で1時間ぐらい燃焼させておいた。

その後薪を沢山放り込んで本格的に燃焼させた。

下の扉をオープンにすれば十分な空気が入りいい感じで燃焼したのでひと安心。

送風機をオンにして2次燃焼用のパイプから空気を送り込んだが燃焼状態に余り変化がなく効果はイマイチ。

すでに十分な酸素で燃焼しているのか2次燃焼用の空気が少ないのか不明だがもう少し様子をみることにしよう。

ボイラーが沸騰するまで2時間ぐらいかかった。

もっと短時間で沸騰するかと思っていたのだが、、、

しばらく使ってみて様子をみることにする。

 

お湯が使えるようになったので娘夫婦の家の流し台まで仮配管で接続しておく。

このところ急に寒くなったので今日からお湯が使えると喜んでくれた。

 

 

とりあえず薪ボイラーは完成したので次は露天風呂とその建屋の製作だ。

基礎は済ませてあるので浴槽の枠をコンクリートで製作をする予定。

 

 

露天風呂 DIY#5 薪ボイラー

今週末は天気もよく作業するにはちょうど良い気候だった。

薪ボイラーの設置が終わったので配管をした。

 

ボイラーの構造

 

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4つのドラム管は中央あたりで接続されて湯面は同じになるようにしてある。

入ってきた冷水は4つのドラム管を通してフレキ菅で熱交換されて温水が得られる。

温水暖房と風呂の追い炊き用の循環液はドラム管の不凍液をそのまま循環させるようした。

フロート弁は沸騰の蒸発やによる湯面の低下があると思うが常に一定にする

ために取り付けてある。

フロート弁の故障で万が一湯面が上昇した場合や沸騰による蒸気の逃げのために

オーバーフローの配管も用意した。

接続は全て16mmのフレキ菅を使ったが全部で50m必要だった。

フレキ菅のパッキンは念のため高温用のものを探して使った。

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 ドラム管の配管

 

 

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ボイラーの配管出口

 

壁からの配管は循環用とドレインパイプ。

これらのパイプは湯面より低くしないといけなくてブロックに穴を空けて通した。

冷水と温水は圧力があるのでブロック壁の上を通している。

配管は冷水と温水、循環系2本の計4本の16mmポリエチレン菅を100mmのVU管にまとめて地中に埋めて設置した。

ウッドデッキの下は穴掘りが大変なので地中には埋めないでむき出し状態だが。

 

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配管中継点

露天風呂の近くに配管の中継点を作りここから温水ヒータや風呂等に分岐させる予定。

ここには循環用の温水ポンプも設置する予定。

 

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中継点の配管

逆止弁は温水ポンプが一つだけONのとき戻りの圧力が上がって他のポンプに逆流する可能性がありそうなので念の為につけておいた。

PUMPがOFFの時に逆流を阻止してくれれば良いのだが。

 

とりあえず冷水だけ母屋の流し台に接続して使えるようになったので今週の作業はここまでとした。

 

次はボイラーのドアと燃焼室に2次燃焼用の送風パイプの取り付けを行う予定。

温水の確認は燃焼室が出来てからになるのでもう少し先になりそう。

 

 

露天風呂 DIY#4 薪ボイラー

台風19号で山荘までの私道が土石流で埋まったのでその整備をしていた。

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土砂崩れ

車は通れるように整備したが崩れた石垣は見た目が悪い。

見よう見まねで石垣積みをやってみたが一日で疲労困憊してとても続けられない。

時間をかけて少しず石垣積みをする予定。

 

薪ボイラーだが16φのステンレスフレキパイプの熱交換をドラム管の蓋に取り付ける。

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長さは10mで4本のドラム管なのでトータル40mある。

ステンレスは熱伝導が良くないのでちょっと不安もあるが真冬にシャワーのお湯を

思いっきり出しても使えるぐらいのものにしたい。

海外のホテルにあるシャワーは湯量が半端ないものがあるがあれに憧れていて同じぐらいになるといいんだけどな。

 

ドラム管の中は車用の不凍液を入れる予定。

これはドラム管のさび止めと凍結防止のためだが800Lに20%の不凍液を混合させたとしても160Lは必要になるのでかなりの金額だ。

昨年の最低気温はー6℃だったので不凍液は20%まで必要ないかもしれない。

 

ボイラーは沸騰させると蒸発して水位が下がるので自動的に補給するためフロート弁を取り付けた。

フロート弁はお湯でも使えるものが必要だがモノタロウでちょうど良いのを見つけた。

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温水ヒータ2個と追い炊き用に3系統のお湯を循環させるポンプが必要になる。

アマゾンで中華製ポンプを3000円弱で購入できた。

 

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12V、1Aの電源で動作するものだが10L/分の能力がある。

温水ヒーターなら温水温度にもよるが流量を絞っておそらく1L/分以下の湯量で

十分だろう。

湯量を絞った場合にモーターが過負荷になるか心配だったので出口を塞いでも問題なかったので一安心。

 ちなみに空での吸い上げ能力はほとんどないので循環用の配管は湯面より必ず低くしておかないといけないようだ。

 

またドラム管上部には異常によるオーバフローの排出と蒸気の排気パイプを用意してある。

排気パイプの水蒸気の具合でボイラーが沸騰しているか判断できると思う。

もちろん温度計も設置するが温度より沸騰したら火を止める方が手っ取り早い。

 

一番重要な露天風呂の方はまだ全然進んでいない。

12月後半になるとコンクリートが凍結して作業ができなくなるので急がないと。

 

露天風呂 DIY#3 薪ボイラー

ブロックの外壁が出来たので屋根を取り付けた。

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ボイラーの横は薪置き場にするため屋根を少し大きくしてみた。

屋根材は煙突で焼け焦げ無いようにトタン板にする。

ドラム缶を載せる鉄板は6mmの厚さでプラズマカッターで切断加工したが、、、

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プラズマカッター使用中にエアーコンプレッサーが入るとブレーカーがすぐ上がる。

パワーが足りないので6mmの鉄板だと綺麗にカット出来なかったのが残念だ。

補強とケイカル板を取り付け用のLアングル材をあらかじめ溶接して置いた。

6mm厚なので人が乗ってもびくともしないが熱すると鉄板は柔らかくなりドラム缶の重みで鉄板が曲がるかもしれないので中央を引っ張り上げる構造としている。

鉄板を耐熱タイルの上に設置して4個のドラム缶を乗せて当たりを確認してみる。

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なかなかいい感じです。

鉄板の手前側はコンロとして使えるぐらいのスペースを作っておいた。煮たきやパンも焼けるといいんだけど。

ボイラーの熱交換はステンレスのフレキパイプを10mずつ4個のドラム缶に入れるので計40mになる。これくらいあれば十分だと思うけど足りないようであれば後で追加すればいいかな。

ここボイラーは給湯だけでは無く暖房用の温水も供給出来るように考えている。

この温水は当面露天風呂の追い炊きと脱衣所の温水ヒーター、新居の温風ヒーターを考えているがゆくゆくは新居の床暖房にも使えたらいいなと考えている。

温水には不凍液を入れておけば凍結の心配は無い。

水道パイプ類はこの温水パイプに束ねて配管すれば万が一凍結しても温水を循環させることで解凍できるので好都合だ。

 

秩父の冬は早いので水道作業を寒い中したくないので早く完成させたい。

 

 

ヤンマー発動機とスクリュー薪割り

2ヶ月ほど前にリサイクルショップでヤンマーの発動機、NK3を購入して修理した。

3馬力のものだが排気音が大きくて3馬力以上ありそうな迫力がある。

昭和30年頃の製造らしいので私とほぼ同い年。

どちらも無理がきかない年齢だがどうにか使えそう。

 

YOUTUBEを見て前から興味があったスクリュー式の薪割り機をこの発動機で作って試してみたくなった。

スクリューだが調べてみるとヤフオクにもあるがALIEXPRESSで探すと沢山売られている。

中国はまだ薪をよく使うのだろか品揃えに格段の差があるな。

 

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サイズにより価格は違うが70mm径のものでUS80ドル程度で販売している。

注意しないといけないのが右回りと左回りの2種類があるようだ。

回転方向に関して何も説明がないので購入してみたら左回りのものだった。

この発動機のフライホイールに直付けするので右回りでないと使いものにならない。

メーカーに問い合わせ右回りを指定してもう一つ購入した。

フライホイールにある平ベルトプーリーの取り付け穴を使って固定する。

 

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単管パイプとコンパネで載せる台を作って設置した。

 

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この発動機の始動は少しコツが必要でガソリンを吸入口に少し吹きかけ

デコンプで圧縮を抜いてフライホイールを思いっきり回してデコンプを

もとに戻す。

昔ながらの発動機の始動はなかなか趣があっていい。

発動機運転会なるものがあるらしいが近くであるなら参加したいものだ。

 

設置ができたので杉、ナラの木を割ってみた。

油圧薪割り機に比べて薪割り速度はむしろ速いぐらいだ。

杉は柔らかいので問題なく割れる。

太いナラを真ん中で割ろうとすると力不足で発動機が停止することがある。

そんな時は逆回転させないと薪が抜けないのでバールを使って

フライホイールを逆回しにするがこれが大変な作業で手間がかかる。

このサイズのスクリューだと3馬力では少し力不足のようだ。

皮がある桜の木など皮まで切断できないので結局ナタも使う必要がある。

他にもいくつか改善したいがとりあえず使えそうなのでしばらく使ってみることにした。

 

露天風呂 DIY #2 薪ボイラー編

久しぶりのブログ更新です。

8月上旬に薪ボイラーを設置する斜面を整地しておいた。

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ミョウガが自生していてちょっともったいないがここに薪ボイラーを設置することにした。

1mの単管パイプを打ち込んで丸太を置いて土留めを作りユンボで斜面を削り平にした。

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中国製 のコンクリートミキサーと格闘してコンクリートを打設して基礎を作る。

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打設直後に台風で泥だらけになって表面の不均一が一目瞭然となっていた。

しかし平らにするのは難しい!

外壁は12cmの重量ブロックを9段積んでみた。

最上段は桁を取り付けるためアンカーを6本埋め込んでおいた。

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燃焼室は高温に晒されるのと保温を兼ねて耐熱ブロックを積んでいる。

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この耐熱ブロックはヤフオクで1個100円と安かったが運送費が馬鹿にならない。

静岡県だったが引き取りに行ったらオークションには出していなかった欠けたブロックやセメントのついた物とか無償で頂いて来た。

ピザ窯も作れるくらいブロックが余ったので薪ボイラーが一段落したらチャレンジしてみようかな。

次に燃焼室の上にドラム缶4個を乗せる仕切りを鉄板で作る予定。

 

 

移動式自作薪割り機

数年前に自作した油圧薪割り機があるが油圧ポンプが電動なので移動できない。

薪割り機を運搬機に載せて移動式にしたかった。

運搬機だが実家の物置に父親が使っていた30~40年前のものを処分するというので何かに使えるかと思い引き取って整備しておいたものがあった。

物置に保管されていたので古い割には傷みは少なくキャブレターを分解掃除したらエンジンは回った。

しかしエンジン音がうるさい。よくみたらマフラーが腐食して穴が空いていた。

鉄板を切って溶接で穴を塞いだら少しは静かになったが昔の機械はとにかくうるさい。

この運搬機には7馬力のエンジンが搭載されているのでこのエンジンを使って油圧ポンプを回す方法を考えた。

エンジン側に2連のプーリーを取り付けたいがシャフトが短いのでつけられない。

無理やり今付いているプーリーに溶接で付けた。

もう古い運搬機なのでたとえ失敗しても惜しくない。

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油圧ポンプはヤフオクで落札した。26000円だった。

20Mパスカルの排出圧力があるので今まで使っていた電動油圧ポンプが15Mパスカルなので少しだけ圧力がアップした。

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オイルタンクはアマゾンでバイク用の燃料タンクを購入して加工した。

動力伝達は2本のVベルトを使う。

テンションを加えるプーリーも取り付ける。

テンション用プーリーはモノタロウで各種サイズを扱っているので幅広のものを購入する。

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最初クラッチがないと始動時に重くてエンジンがかけられないかと思ったが必要なかった。

油圧バルブにニュートラルポジションがありその状態にしておけば油圧ポンプの負荷がなくなるのでクラッチ機構はなくても問題なかった。

油圧シリンダーと運搬機の取り付けは簡易的にクランプで固定したが簡単に取り外しができるのでむしろこの方が便利かも知れない。

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 運搬機付き薪割り機なら伐採現場に持っていってその場で玉切りして薪割りまでできる。

無駄な移動がなくなり少しは楽になるかな。

何が大変かというと重たい薪の移動なんだよね。