2ヶ月ほど前にリサイクルショップでヤンマーの発動機、NK3を購入して修理した。
3馬力のものだが排気音が大きくて3馬力以上ありそうな迫力がある。
昭和30年頃の製造らしいので私とほぼ同い年。
どちらも無理がきかない年齢だがどうにか使えそう。
YOUTUBEを見て前から興味があったスクリュー式の薪割り機をこの発動機で作って試してみたくなった。
スクリューだが調べてみるとヤフオクにもあるがALIEXPRESSで探すと沢山売られている。
中国はまだ薪をよく使うのだろか品揃えに格段の差があるな。
サイズにより価格は違うが70mm径のものでUS80ドル程度で販売している。
注意しないといけないのが右回りと左回りの2種類があるようだ。
回転方向に関して何も説明がないので購入してみたら左回りのものだった。
この発動機のフライホイールに直付けするので右回りでないと使いものにならない。
メーカーに問い合わせ右回りを指定してもう一つ購入した。
フライホイールにある平ベルトプーリーの取り付け穴を使って固定する。
単管パイプとコンパネで載せる台を作って設置した。
この発動機の始動は少しコツが必要でガソリンを吸入口に少し吹きかけ
デコンプで圧縮を抜いてフライホイールを思いっきり回してデコンプを
もとに戻す。
昔ながらの発動機の始動はなかなか趣があっていい。
発動機運転会なるものがあるらしいが近くであるなら参加したいものだ。
設置ができたので杉、ナラの木を割ってみた。
油圧薪割り機に比べて薪割り速度はむしろ速いぐらいだ。
杉は柔らかいので問題なく割れる。
太いナラを真ん中で割ろうとすると力不足で発動機が停止することがある。
そんな時は逆回転させないと薪が抜けないのでバールを使って
フライホイールを逆回しにするがこれが大変な作業で手間がかかる。
このサイズのスクリューだと3馬力では少し力不足のようだ。
皮がある桜の木など皮まで切断できないので結局ナタも使う必要がある。
他にもいくつか改善したいがとりあえず使えそうなのでしばらく使ってみることにした。