移動式自作薪割り機
数年前に自作した油圧薪割り機があるが油圧ポンプが電動なので移動できない。
薪割り機を運搬機に載せて移動式にしたかった。
運搬機だが実家の物置に父親が使っていた30~40年前のものを処分するというので何かに使えるかと思い引き取って整備しておいたものがあった。
物置に保管されていたので古い割には傷みは少なくキャブレターを分解掃除したらエンジンは回った。
しかしエンジン音がうるさい。よくみたらマフラーが腐食して穴が空いていた。
鉄板を切って溶接で穴を塞いだら少しは静かになったが昔の機械はとにかくうるさい。
この運搬機には7馬力のエンジンが搭載されているのでこのエンジンを使って油圧ポンプを回す方法を考えた。
エンジン側に2連のプーリーを取り付けたいがシャフトが短いのでつけられない。
無理やり今付いているプーリーに溶接で付けた。
もう古い運搬機なのでたとえ失敗しても惜しくない。
油圧ポンプはヤフオクで落札した。26000円だった。
20Mパスカルの排出圧力があるので今まで使っていた電動油圧ポンプが15Mパスカルなので少しだけ圧力がアップした。
オイルタンクはアマゾンでバイク用の燃料タンクを購入して加工した。
動力伝達は2本のVベルトを使う。
テンションを加えるプーリーも取り付ける。
テンション用プーリーはモノタロウで各種サイズを扱っているので幅広のものを購入する。
最初クラッチがないと始動時に重くてエンジンがかけられないかと思ったが必要なかった。
油圧バルブにニュートラルポジションがありその状態にしておけば油圧ポンプの負荷がなくなるのでクラッチ機構はなくても問題なかった。
油圧シリンダーと運搬機の取り付けは簡易的にクランプで固定したが簡単に取り外しができるのでむしろこの方が便利かも知れない。
運搬機付き薪割り機なら伐採現場に持っていってその場で玉切りして薪割りまでできる。
無駄な移動がなくなり少しは楽になるかな。
何が大変かというと重たい薪の移動なんだよね。