道具の紹介#2 スクライバー
スクライバーは嵌合部の加工時に下のログの形状を上に載せるログにカットラインをトレースする場合に使う。

2種類のスクライバーを使い分けている。
当初小さいのを使っていたのだが大きな丸太のスクライブではスクライブできる間隔を超えてしまい大きなスクライバーを新規に購入した。新規に購入した物は上下同時にスクライブで来るので裏返しにして使ったりロックドノッチの加工時に使えるので重宝している。
使い方だがスクライバーに付いている水準器をみて水平,垂直を合わせてトレースする。
ログ嵌合部の加工だが最初はラフカットを行い隙間が均一になりように大まかにカットしてログを再度載せて最終スクライブをする。
スクライブの間隔が大きいと精度が悪くなるので最終的スクライブは10cm以下にしている。
スクライバーに使う鉛筆だがスクライバー専用の鉛筆が売られており丸太に水分を付けると芯が溶けて芯圧を与えなくてもトレースできる優れも。欠点は高価で芯が折れやすいので今は使うのをやめて普通の2Bの鉛筆にしているがこれで十分のようだ。
スクライバーの水準器の校正は立木に取り付けた鉄板に基準線をつけている。

すでに10数本のログをスクライブしたせいか最近は短時間でそこそこの精度でスクライブできるようになってきた。
通しボルトとタボ
通しボルトはログ壁の上から下までボルトを貫通させて締め付け強度を確保している。
ログは乾燥で縮むので定期的にボルトを増す締めする必要があるようだ。

使用するボルトだがM16mmで長さ2mのもので実際には4mぐらい必要なので途中で一度繋ぐ必要がある。
通しボルトの穴は下のログの穴位置を合わせて垂直に開ける必要があるがこれが難しい。
一段積む度にボルトを通して貫通するか確認してズレがあれば修正を加える。全部ログを積んで最後にボルトが上手く貫通できるのか不安なのだが。
ログ一本当たり3本と通しボルトを使う。
強度を上げる為に通しボルト以外にタボを使い上下のログを固定する。

このタボは径16mmの鉄製で4本打ち込んでいるので通しボルトとタボ合わせて一本のログに7本使っている。地震に対する強度計算の方法が分からないのだがこれだけあればかなりの横揺れにも十分耐えられと思うが。
使用するドリルだが2種類を使い分けている。


一つはSDS PULUSチャックの16mm径ロングドリルでタボの穴あけに使っている。SDS PLUSの延長シャフトを使い1mまで延長してある。
もう一つは6角シャンクの30mmロングドリルで通しボルトの穴開けに使っている。
道具の紹介#1
ログハウスを作るのに必須な道具としてチエーンソーがある。
伐採とログの加工、製材とあらゆる場面で必要になる。
チエンソーは3台あり用途により使い分けている。

1台目はハスクバーナの550XPで排気量は50ccでバーの長さは45cm。メインで使用している。
2台目もハースクバーナの550XPだがバーの長さは51cmで大きな丸太の切断や加工に使う。使用頻度は少ないがこのバーのサイズは必要だ。
3台目は排気量は25ccでバーの長さは36cmで小型軽量のもの。ログを刻む時の細かな作業に向いて軽いので疲れないので重宝している。
作業前にはチエンソーを清掃してチエンを研ぐのを日課としている。整備を怠るとエンジン不調や切れ味が落ちて効率が悪い。
1台目550XPは新品で購入して10年が経過したが一度焼きついて固着したことがあったがシリンダーとピストンを交換してその後は故障もなく快調に働いてくれている。
2台目の550XPはメリカルで不動品を購入して修理して使っている。イグニッションコイルが故障していて交換したらちゃんと使えるようになりメイン機のバックアップにしている。
550XPだが電子制御のキャブレターを使っているのでキャブの細やかな調整とか必要ないが電子制御に関係する箇所だと自分で修理出来なきないのでなんとかして欲しい。
出来ればUSBポートとか付けてもらいユーザーでも故障診断や動作パラメータを読めたり変更でるるようなチエンソーが良いんだが。
クレーンの改造
ログの積み上げにはクレーンが欲しい。一人での作業を考えるとできればリモコン機能付きクレーンの方がいい。
ユニック付きのトラックも考えたが作業スペースが狭くてトラックは選択肢から外した。
ヤフオクでリモコンは付いていないが手頃な価格のクローラクレーンが見つかったので即決した。

リモコンの機能がどうしても必要なので改造をしてみた。
本来であればコントロールバルブを電磁バルブに交換してリモコン化するが一般的だろうが油圧系の大掛かりな改造が必要になるのでもっと簡単な方法でサーボモーターを使ってレバーを操作する方法を考えてみた。
レバーの前後左右の動きを2つのサーボモーターで動かす。

サーボモーターの制御はパルスを与えてそのパルス幅に応じた角度に動くのだが4個のサーボを個別に制御するのは大変なのでサーボ専用のコントローラとしてpololu社のmicro maesutoroの12chタイプを使って見た。

無線リモコンは中国製の10個のリレーが制御できるものが送受信機セットで2万円ぐらいで入手できた。

このリレー接点出力をサーボコントローラに送り設定しておいたポジションにサーボモーターを制御すればいい。
サーボコントローラーの制御はプログラムミングが必要だがネットに沢山の解説があるので参考にしたら簡単に組めた。
サーボコントローラーは小さいので無線受信ユニットの中に入れることができてさらにこの受信ユニットは防水構造なので好都合。
使ってみた感想だが作業効率が格段に向上して大満足。改良点はサーボモーターを保持するフレームの強度が弱くてサーボの動きで歪むので補強は必要のようだ。あと見た目もどうにかしたい。
杉の伐採
ログハウスに使うのは杉材だが自分で伐採した。
自分の敷地内にある杉の木と隣接する杉林から伐採した。
隣接する山林の所有者とは面識があり交渉して太さにより価格を決めて購入することにした。
地元の森林組合から購入することも考えたが大型トラックが敷地内まで入れないので運搬の手間を考えるとこの場で伐採する方が良いと思えた。
作業は大変だけど。

伐採で目的の方向に倒すにために倒す方向に受け口を作り反対側に追口を作って倒す。全部切断せずに支点となる部分を少し残して行う必要があるが理屈はわかっていても実際は思い通りの方向へ倒すのは難しい。
正確に倒さないといけない場合はウインチを使って倒す方向に引っ張るようにすればほぼ思い通りに方向に倒せるようになった。

このウインチは三相200Vで1tの牽引力がありヤフオクで購入した。フレームに乗せワイヤーガイドのためのローラーフェアリードを取り付けたのでドラムにすっきり巻ける。リモコンも付けたので遠隔操作もできる。
伐採した杉は枝を付けたままで木枯らしと言って数ヶ月放置して枝を降ろした。
枝を付けたままにすることで水分が枝からも蒸発して乾燥が早まり乾燥後のひび割れも少ないらしい。

ウインチと滑車を使って皮剥きの作業場所まで移動させる。
丸太の重量は大きいものは直径50cmを超え9mぐらいあると乾燥してないと2tを超え移動するのもなかなか大変。

皮は伐採した直後はきれいに剝がせるが乾燥が進むと薄皮のようなものは張り付いて結局ドローナイフでそぎ取る。
皮剥き作業は無心になってできるので好きな作業の一つで一日中やっても飽きずにできる。
ログの加工
ログの加工だがログの接触部分はスクライバーでけがいてチエソーで加工します。
最低でも重なり部分は1cm以上は確保するが曲がったログを使うとその分深い加工が必要になる。
写真のログは少し曲がり大きかったにで少し深めの加工になっている。
ちなみに50ccのチエンソーを使い大まかな加工して細かい加工は小型の25ccチンソーを使って加工している。

次に接触部分の外周にパッキンをタッカーで止める。
使用したパッキンはモノタロウで購入したEPDMスポンジテープで両面テープが貼ってあるタイプなので施工はしやすい。

次にグラスウールの断熱材を入れてタッカーで止める。
断熱材を入れすぎると嵌合の隙間が広がってしまうの注意が必要。

通しボルトの穴を開けてログを乗せてタボを打ち込んで一段の加工が終了です。
