ビニールハウスを使いは始めて数ヶ月だが夏野菜はハウスで順調に育っておりナス、ピーマン、キュウリ、小松菜が収穫できるようになった。
締め切ったビニールハウスの温度は夏場では40度を越えてサウナ状態になってしまう。
購入したビニールハウスは追加オプションのサイドの巻上げ機構付きのものにした。
サイド巻き上げ機(商品名はカンキット)で温度が上がりすぎたときはハンドルを回して空気を入れ替えて温度を下げることができる。
手動での巻き上げはそこそこ力も必要でとにかく面倒なので自動的に巻き上げできないか実験してみた。
使うモーターはアマゾンで購入したDCギアモーター。
トルクは70kg.cmのものなので10cmレバーなら7kgで回転できると考えれば十分だと思う。
価格は約3000円だった。
手動ハンドルを外してシャフトにギアモーターを取り付ける。
DCモーターとシャフト径が違うのでアルミの棒材を旋盤で削ってカプラーを作り
防滴構造にするためアクリル板でケースを作った。
あとは上限、下限で自動で停止するリミットスイッチが必要になる。
ヤフオクで格安の防水のリミットスイッチがあったのでこれを使う。
未使用品で一個400円とか安すぎてちょっと不安になる。
ガイドパイプにストッパーを付けてリミットスイッチの棒が振れるとモーターが停止するようにする。
リミットスイッチには並列にダイオードを付けておく。
これがないと逆方向に電圧を与えて戻すとき電源が供給されないので戻せなくなくなる。
温度コントローラーはアマゾンで購入した。
999円と安い。
DCモータは1A以下の消費電流だが起動時にはかなりの電流が瞬間的に必要なのでバイクから取り外した鉛バッテリーを使い常時充電する方式にした。
手動でも操作出来るようにスイッチをつけた。
朝に全開にして夕方に閉める使い方で今のところ満足しているので温度コントローラーの出番がない。
タイマーで定時で開閉させる機能もあったほうが便利なので今後の改善点にすることに。
かかった費用だが手持ちの部品も使えたので概略1万円と思ったより安かった。
次の計画だが冬でも栽培させるには最低温度の管理が必要になる。
そのためには暖房も必要で自動運転できる安価な暖房装置が実現できないか計画している。