鉛バッテリーの充電器が壊れたので最新の充電器を購入した。
購入したものはサルフェーションの除去ができるというパルス充電機能が付いていた。
1年近く放置した45AHの鉛電池があったのでパルス充電の効果を試してみることにした。
電圧を測定したら1V以下で完全放電状態で1年近く放置されていたのでサルフェーションがある程度進行していると思われる。
このパルス充電モードで果たしてバッテリーが本当に復活するか実験開始です。
先ずはバッテリー液が少なかったので蒸留水を補充して通常の充電モードで
フル充電状態にした。
次にパルス充電モードにして定期的に内部抵抗とCCA(コールド・クランキング・アンペアの略)を測定する。
バッテリーの診断には以前購入してあったバッテリー診断機を使った。
この測定器はバッテリー内部抵抗やCCAなどのパラメータを測定できる優れもの。
パルス充電モードを行いながら内部抵抗とCCAを定期的に測定し変化を記録してみた。
測定時間 内部抵抗 CCA
(mΩ) (A)
開始時 16.28 211
7時間後 12.93 296
13時間後 12.44 320
24時間後 12.53 323
12時間程度パルスモードで充電したら内部抵抗は低下してCCAも改善したがそれ以上してもあまり効果はないようだ。
このバッテリーの規定CCAは433A(100%)なので48%から75%まで上昇したのでまだ少し使えそう。
予想していたより効果がありバッテリーが復活したことに驚いた。
多分このバッテリーはあまり使っていなくて放置したものだったから効果があったのだと思うが使い込んだバッテリーでも同じように復活するか時間があれば試してみたいと思う。