以前からエンジンオイル漏れがありこまめに補充しながら使っていたが最近症状がひどくなってきたので修理することにした。
重機のエンジン周りの修理とかあまり自信がないがジャンクのような機械なのでチャレンジしてみた。
エンジンはヤンマーの型式は3TNA72L、ジーゼル3気筒のもの。
フライホイール側のオイルシールからの漏れが疑われるのでとりあえず分解して確かめてみることに。
作業の邪魔になる油圧ポンプと燃料タンクを外せばエンジンは降ろさず作業ができそう。
フライホイールカバーの下からオイル漏れの痕跡が残っていた。
このカバーを外すとフライホイールが出てきます。
油圧ポンプとのカップリングはゴム製ダンパーがありこれを外すとフライホールを取り付けているビスが出てきます。
フライホイールをはずしたらオイルシールハウジングが見えてきた。
このハウジングを外せばオイルシールが取り出せるはず。
予想通りオイルシールが劣化して亀裂が入っていた。
このオイルシールは日本のNOKのものだがこれを単体で購入すると結構な値段がする。
AliExpressで中華製のフルガスケットキットというの販売しておりNOKのオイルシール一個と同じくらいの金額だ。
他のシールも交換するかも知れないので信頼性に不安があるが中華製を購入することにした。
届いたオイルシールはやはり純正のNOK製ではなかったがこの価格だから仕方ないか。
面白いことにパーツナンバーは同じなのにメーカー名がROKになっていた。
NOKとROKは一見似ているけど模倣品ですよという意味かな?
オイルシールを交換してグリースを塗っておく。
組み上げは分解した手順を逆にするだけなので簡単。
早速エンジンを始動させて様子をみたがオイル漏れは止まったのでまだしばらくは使えそうなので一安心。
ついでなので作動油フィルターを交換してサンクションフィルターも掃除しておいた。
重機は作業性が良いので素人でもある程度の修理ができるのがいい。