funmogのブログ

ウニモグとDIY@山小屋暮らし

ログハウス計画

埼玉の実家はその昔林業をやっていた。

私が小さい頃など父に連れられ父が

植林している傍で遊んでいた記憶がある。

 

親が他界して山林を兄弟で相続する

ことになったがだれも山林など

欲しがらないので私が相続した。

相続したが山林の管理なんて

できないし面倒だな思っていた。

 

引き継いだ山林は20年以上も間伐も

枝打ちもされていない状態だった。

 

 相続してから境界確認に立ち会う

ことがあり始めて自分の山林が

どこにあるのか自分の目で確かめた

訳だがその場所はある山の頂上付近で

関東平野が一望できる絶景の場所

だったのだ。

すっかり自分の山が気に入ってここに

週末だけでも過ごせる家を立てたい

と思うようになりできれば祖先が

植えた杉を使ってログハウスを

セルフビルドしたいと。

 

そこは市街化調整区域に指定されて

いて基本的には小屋でも新築すること

はできない場所であった。

建築するには都道府県知事の許可が

必要でそれなりの理由があれば

可能性はあった。

 

林道沿い山林となると復員や

接道義務なども出てくる。

建築士のアドバイスを受け役所に出かけ

担当者に指示された通りに書類を作成した。

何度も通って許可が降りる目処が

立ったが最後に耐火基準が残った。

耐火試験されたログハウスキットなら

問題ないという。

自分で伐採した材木では妨耐火試験を

していないので駄目だそうだ。

自分で伐採した丸太の妨耐火試験して

認定して貰うには費用も時間も

かかり過ぎる。

 

ログハウスキットの丸太は特別な

耐火処理をしているわけではないので

同じような丸太なら問題ないと思うけど

駄目なんだそうだ。

 

自分で伐採してセルフビルドできない

と分かって意欲が喪失してしまい、

さらに役所との交渉に疲れてしまった。

 

市街化調整区域の新築はとにかく

大変だということを勉強した。

 

ここでのログハウス建築計画は断念して

残ったのは既に伐採を済ませた

80本あまりの杉だがさてどうしよう。

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