funmogのブログ

ウニモグとDIY@山小屋暮らし

油圧薪割り機 その2

11月は毎週末雨でガレージの製作が進まない。今日は皆出かけて一人なのでこんな時は作業場で自分を好きなこと自分のペースでやるのがいい。

先週の続きで油圧シリンダーに油圧ポンプを接続してみる。

このホースを接続して気が付いたことが一つあった。シリンダーとホースの間にアダプタが入っていたが良く見ると内部の穴径が1~2mm程度で小さい。これは油量を調節するアダプターだろうか? ウニモグの油圧を使って動かしたときえらく遅い動きはこのアダプターのせいかもしれない。ウニモグの排出油量が少ないかと思っていたが違うのかも。

シリンダー、油圧バルブ、油圧ポンプを接続したのがこれ。

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油圧ポンプはヤフオクで落札したもので16Mパスカルの圧力で200V3相5KWのもの。

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作動油を20L入れて油量ゲージがやっと動き出した。こんなに大きなタンクいらないんだけどな。

電源だが200V単相から2.2KW3相インバータを昨年取り付けた。実はこの山荘は単相100V,単相200V、3相200V(2.2KW)全て使える環境にある。5KWに対して2.2KWのインバータでは非力だがこのインバータはソフトスタートモードがあり周波数と電圧が序々に増加して突入を防ぐ機能がある。モータが回り出しさえすれば使えるかと思い試してみたがやはりオーバーロードで遮断されてしまう。うーん仕方ないので実家に置いてあるジーゼル発電機5.5KWを持ってくるしかないか。しかしこのジーゼル発電機は80kgぐらいあり重い。軽トラに一人で乗せられるか自信はないがやってみることに。スロープとロープで引き上げたら以外と簡単に乗せられた。往復2時間かけて持ってきた発電機。戻ってきたらもうあたりは暗くなっていた。

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この発電機もヤフオクで購入したもので中国製の不動品ということで凄く安かった。ほとんど使った形跡かなく発電機が故障していたが分解したら励磁コイルの接触不良で簡単に直せて幸運だった。100V,200V両方出力があるので重宝しているがいいとこばかりではない。とにかくエンジン音がうるさいので市街地で使うのは憚れる。

この発電機と油圧ポンプを接続してみたがモータの回転方向が正しいか分からない。3相は3本の線が入れ間違うと逆方向に回転する。シリンダーをつなぐ前にホースを外して油圧ポンプが正しく動作するか試してみた。半分の確率で成功するわけだが今回神様は味方してくれたようで正しい接続だったよう。シリンダーと油圧ポンプのホースを接続して早速動作確認。

油圧レバーを動かすとシリンダーが動き始めた。動く速度も十分速い。5秒ぐらいで割れそう。このバルブはオートリターン機能があるので戻すときはレバーを押すだけで自動的にホームポジションに戻るのでその間に次の丸太をセットできる。

早速20cmぐらいの杉を試し割り。

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いい感じで割れた。刃は4分割のものなのでこのくらいのサイズなら1回で済みそう。

次にちょっと大きめなナラを試し割りした。刃が入っていかない。計算だと16Mパスカルでこのシリンダーサイズだと10tぐらいのはずだがまだ力不足なもよう。ただ位置を少し中心からずらしたら割れたので使えなことはなさそう。

改良点がまだまだ出てきそうだけどこの冬はこの状態で使ってみることにしよう。