ログハウス ハーフログとシルログ
ログハウスを作るにはクレーン等を備えた作業場の近くで仮基礎を作り丸太を加工して組み上げて完成したのち分解して最終的な施工場所に組み上げる方法が多いらしい。
セルフビルドなので今回は仮組を省いて一発で組み上げる方法とした。
基礎に乗せる最初のログをハーフログといい一番大きいい丸太を半分にしたものを使う。ここに使う材料は杉材で半年前に伐採して乾燥させておいたものを使った。
チエンソーを使って半分にするのだが使用したチエンソーのバーの長さが20インチので直径50cmを超える丸太を半分にするには反対側のバーの先端部が出てこないのでどこをカットしているのか分からす平面とはとても言い難い切断面となった。
本当はもっと長いバーのチエンソーを使えばきれいにカットできたと思うがこのカットのためだけに新たにチエンソーを購入するのは躊躇した。
結局切断面は凸凹だらけで見た目が悪いハーフカットになったが電動カンナでどうにか使えそうなレベルにまで仕上げる。
ログの重ね合わせはサドルノッチという方法を使った。サドル部をつけることでずれにくく勘合力が高まって強度が増すらしい。
ログの移動だが基礎のログは太いのを選んで使っており丸太の元口は50cmを超えているので重量もかなりある。移動には2.6tのクローラクレーンを使って移動させている。
ちなみにこのクレーンはヤフオクで購入したもので3段で最高7mぐらいまで上げられる。
一番高い棟木を上げるのは難しかもしれないほとんどのログも組み込上げにはこのクレーンが使えると思い購入した。
基礎ログが組みあがったので床板を載せる根太を取り付ける。
根太は3.2mスパンで150mm角の角材を使った。
150mmも必要なかったかもしれないが所有している簡易製材機でどんなサイズで挽けるので少し太めのサイズとした。
多分ジャンプしてもびくともしない床になると思う。
ログハウス基礎工事
ログハウスの基礎は9個の独立基礎とした。
ここはコンクリートミキサー車が入ってこられない場所なのでコンクリートを大量に使う基礎は大変なので独立基礎とした。
ますは測量して基礎の位置を決めてパワーショベルで穴を掘る。
この穴に割栗石を入れて捨コンを入れ固まったところに基礎を作っていきます。
基礎のサイズは90cm四方で高さ45cmの立方体に径50cm、長さ80cmのボイド管で円柱構造にしてある。
床下の高さはこれほど必要ないのかもしれないが作業性が上がるので高めに設定してみた。
中心には16mmの通しボルトがあり基礎になる丸太を半分にしたハーフログをこれに固定させます。
9mm鉄筋を溶接してボイド管をしっかり保持してあるのでコンリートを流しこんでも傾いたり変形はなかった。
一つの基礎に1.3tのコンクリートが必要で中国製のミクサーと格闘して3日間で完成したが当分コンクリート作りはやりたくないな。
あまりにも大変だったので作業中と完成後の写真を撮り忘れていました(泣)。
間知ブロック 擁壁
ログハウスの建設予定地の敷地を少しでも広げたいので3mの高さの擁壁を間知ブロックでDIYしてみることにした。
関知ブロックはホームセンターでは購入できないので建設資材の販売店に行って相談したら簡単に購入できた。私が素人なので店のおじさんが施工方法を丁寧に教えてくれてありがたかった。感謝してます。
早速注文して届けてくれたのはいいが1個50kgで200個ほど注文したので総重量は10tにもなる。
大型トラックは敷地まで入ってこられないので少し離れた場所に下してもらい軽トラで
丸一日かけて運んだが老体にはかなきつい。
一番下の土台は鉄筋を入れて平らにしてその上に1段ずつ積んで裏側にコンクリートを流しこむ。作業は簡単だが単調な仕事で忍耐が必要だ。
ところどころに排水パイプを埋設して後ろは土でなく砂利を入れて水掃けをよくしておく必要がある。
1段目のコンクリートが固まったところで2段目も同じようにするのだが週末だけの作業なので一週間で1段積むので完成まで約2か月程度かかてしまった。
これで少し敷地が広がったのでログハウスの基礎工事が始められます。
セルフビルドでログハウス
長らくブログを休んでいたがログハウスをセルフビルドで作ることにしたので健忘禄を兼ねて再開することにした。
ログハウスをたてる場所の整備は昨年から少しずつ準備していたが土木作業が必要になった。主なものは、
(1)敷地内にある杉の大木を伐採してその根を掘り起す。
(2)北側斜面は関知ブロックで擁壁を作る。
(3)南斜面は石垣を積んで敷地を広げる。
(4)コンクリートで独立基礎を作る。
必要な杉材は隣接する山林の所有者に相談して立木の売買契約を済ませた。
なので伐採と運搬は自分でする必要があります。
ログは直径40cm前後のもを使う予定なので重量は1t以上になり本数も60~70本が必要なのでケガせず伐採できるかちょっと心配。
なにせ林業における労災事故はすこぶる高いときいたことがある。
運搬と建設にはクレーンが必要になるので色々考えて2.6tのクローラクレーンをヤフオクで見つけ購入した。
すでに前期高齢者と呼ばれる年なので無理がきかないが体が動かせるうちに完成させたい。
どうなることやら。
ビニールハウスの温度調整
ビニールハウスを使いは始めて数ヶ月だが夏野菜はハウスで順調に育っておりナス、ピーマン、キュウリ、小松菜が収穫できるようになった。
締め切ったビニールハウスの温度は夏場では40度を越えてサウナ状態になってしまう。
購入したビニールハウスは追加オプションのサイドの巻上げ機構付きのものにした。
サイド巻き上げ機(商品名はカンキット)で温度が上がりすぎたときはハンドルを回して空気を入れ替えて温度を下げることができる。
手動での巻き上げはそこそこ力も必要でとにかく面倒なので自動的に巻き上げできないか実験してみた。
使うモーターはアマゾンで購入したDCギアモーター。
トルクは70kg.cmのものなので10cmレバーなら7kgで回転できると考えれば十分だと思う。
価格は約3000円だった。
手動ハンドルを外してシャフトにギアモーターを取り付ける。
DCモーターとシャフト径が違うのでアルミの棒材を旋盤で削ってカプラーを作り
防滴構造にするためアクリル板でケースを作った。
あとは上限、下限で自動で停止するリミットスイッチが必要になる。
ヤフオクで格安の防水のリミットスイッチがあったのでこれを使う。
未使用品で一個400円とか安すぎてちょっと不安になる。
ガイドパイプにストッパーを付けてリミットスイッチの棒が振れるとモーターが停止するようにする。
リミットスイッチには並列にダイオードを付けておく。
これがないと逆方向に電圧を与えて戻すとき電源が供給されないので戻せなくなくなる。
温度コントローラーはアマゾンで購入した。
999円と安い。
DCモータは1A以下の消費電流だが起動時にはかなりの電流が瞬間的に必要なのでバイクから取り外した鉛バッテリーを使い常時充電する方式にした。
手動でも操作出来るようにスイッチをつけた。
朝に全開にして夕方に閉める使い方で今のところ満足しているので温度コントローラーの出番がない。
タイマーで定時で開閉させる機能もあったほうが便利なので今後の改善点にすることに。
かかった費用だが手持ちの部品も使えたので概略1万円と思ったより安かった。
次の計画だが冬でも栽培させるには最低温度の管理が必要になる。
そのためには暖房も必要で自動運転できる安価な暖房装置が実現できないか計画している。
ビニールハウスで野菜栽培
ここで住み始めた頃に空き地を畑にして野菜を育てたが収穫直前に鹿に全部食べられそれれ以来野菜作りはしなかった。
斜面だが日当たりが良い土地があり畑によさそうな場所がある。
鹿除けと年間を通じて野菜を育てることができるビニールハウスを作ることにした。
先月にこの斜面までの道を作ったので今回は斜面を平らにして畑作りをした。
斜面の土留めはホームセンターで購入した土留め板を単管パイプを打ち込んで固定する。
購入したビニールハウスはコメリのキットでサイズは4.5x9mのもの。
地域によって降雪量が違うのでパイプの太さが異なる。
基準点を決めてパイプを打ち込む位置に印をつけて地面に差し込む。
半日かけて一人でここまで出来た。
ビニールシートの貼り方が分からなかったのでYoutubeで検索したらいろいろ出てきて参考になる。
ビニールシート張りは1人だと難しいので助っ人を呼んで手伝って貰った。
2人で両隅を引っ張りながら貼ると綺麗に貼れる。
ハウスの土を耕したいが耕運機のエンジンがかからない。
数年前に購入した中古のホンダこまめだが薄手のブルーシートをかけて野外に放置したのでいけなかったのかな。
キャブレータの中まで雨水が入りこんでいたので綺麗に掃除したら問題なく始動。
ついでにエンジンオイルとギアオイルも交換しておいた。
畑の土ずくりは時間をかけて有機肥料を使ってやる予定。
ただ夏野菜の分はホームセンターで腐葉土を購入して部分的に栽培を始めることにした。
ヤギを飼育しているのでたくさんのヤギ糞が出てくるのでこれを発酵させてヤギ糞堆肥を作りたい。
有機堆肥と発酵は調べてみる奥深く興味をそそる。
手始めに環境浄化微生物のえひめAIの原液を購入したので薫炭ボカシ肥料から始めてみようかと思う。
パルス充電器でバッテリー復活
鉛バッテリーの充電器が壊れたので最新の充電器を購入した。
購入したものはサルフェーションの除去ができるというパルス充電機能が付いていた。
1年近く放置した45AHの鉛電池があったのでパルス充電の効果を試してみることにした。
電圧を測定したら1V以下で完全放電状態で1年近く放置されていたのでサルフェーションがある程度進行していると思われる。
このパルス充電モードで果たしてバッテリーが本当に復活するか実験開始です。
先ずはバッテリー液が少なかったので蒸留水を補充して通常の充電モードで
フル充電状態にした。
次にパルス充電モードにして定期的に内部抵抗とCCA(コールド・クランキング・アンペアの略)を測定する。
バッテリーの診断には以前購入してあったバッテリー診断機を使った。
この測定器はバッテリー内部抵抗やCCAなどのパラメータを測定できる優れもの。
パルス充電モードを行いながら内部抵抗とCCAを定期的に測定し変化を記録してみた。
測定時間 内部抵抗 CCA
(mΩ) (A)
開始時 16.28 211
7時間後 12.93 296
13時間後 12.44 320
24時間後 12.53 323
12時間程度パルスモードで充電したら内部抵抗は低下してCCAも改善したがそれ以上してもあまり効果はないようだ。
このバッテリーの規定CCAは433A(100%)なので48%から75%まで上昇したのでまだ少し使えそう。
予想していたより効果がありバッテリーが復活したことに驚いた。
多分このバッテリーはあまり使っていなくて放置したものだったから効果があったのだと思うが使い込んだバッテリーでも同じように復活するか時間があれば試してみたいと思う。